欧州中央銀行（ＥＣＢ）の発表（７日）

　７－９月（第３四半期）の銀行融資調査で、景気見通しの悪化に伴い、市中銀行が10－ 12月（第４四半期）に

　　　　企業向け融資基準を厳格化

することから、企業の融資調達コストが上昇する見込みであることを明らかにした。

　この調査で、７－９月期の企業向け融資基準は「大幅」に引き締められた。
　なお、ＥＣＢは08年10－12月期について、７－９月期に見られた融資基準の引き締めが全般的に変わらない見通しだとの認識を示した。

　銀行システムを支えるためのＥＣＢによる大量の資金供給や各国政府の銀行救済策にもかかわらず、欧州の市中銀行は依然として融資に消極的となっている。
　ＥＣＢは、市中銀行のこうした姿勢の主因として
　　　　将来の経済活動についての見通し
　　　　銀行の市場での資金調達力
を挙げた。
　　　　

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