東証２部に上場する中堅ゼネコン（総合建設業）の

　　　　井上工業
と子会社の

　　　　フォレスト

は16日、東京地方裁判所に破産手続き開始の申し立てを行い、東京地裁から破産手続き開始決定を受けたと発表した。
　２社合わせて負債総額は約125億円という。

　不動産市況の悪化などで受注が減少し。完成工事の請負代金の回収が滞るようになり、資金繰りが急速に悪化したもの。

　厳しい状況を乗り切るため、９月下旬には第三者割当増資を実施したが、同社の従業員が無断で第三者に資金を流出させていたことが発覚した。
　この結果、取引債務や手形決済のための資金繰りのめどが立たなくなった。フォレストは現在、実質的な事業をしておらず、同時に申し立てを行った。

　　

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