ハーパー首相（カナダ）は３日、北京の人民大会堂で胡錦濤国家主席や温家宝首相と会談し、両国政府は同会談後にこれらの協定を発表した。

　中国政府と鉱物資源取引に関する協定や、気候変動への取り組み、2010年開催のバンクーバー冬季オリンピックを控えての中国人によるカナダ訪問を奨励する新たな協定にも署名した。

　中国は観光や商用目的の旅行者、学生の訪問を増やすため、カナダを承認渡航先とすることに合意した。

　会談後、記者団に対し、今回の協定は両国関係の新時代の幕開けを示唆するものだと述べた。

　中国はアフリカ諸国や中南米諸国への資源開発援助、政府系企業の資源企業へのＭ＆Ａ、など戦略的な外交を繰り出す動きが続いており、国内産業への資源供給の道を確保する動きの緩みは見られないなど内政問題を重視しすぎている日本の政治とは趣が異なっている。
　　　
　　　

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