2009/06/29 06:21
|
ホンジュラス(中米)では、同国のセラヤ大統領の側近は28日、実施をめぐり賛否が分かれていた憲法改正のための制憲議会招集の是非をめぐる国民投票予定日の同日、兵士らが大統領を拘束したと明らかにした。 この国民投票をめぐっては、同大統領は、国民投票で憲法を改正して再選を可能にしたベネズエラのチャベス大統領ら中南米の左派勢力と関係を強めていたものの、現行憲法では認められていない 再選を企図している として、野党だけでなく与党からも強い反発が出ていた。 最高裁や選管当局などは違法と認定したが、大統領は強行する構えを示していた。 同大統領は先週、国民投票への協力を拒んだ軍統合参謀本部議長の解任を発表しており、オレジャナ国防相も辞表を提出していた。 大統領は28日早朝、首都テグシガルパの自宅を約200人の兵士に包囲され、一時、郊外の空軍基地に連行されており事実上のクーデターとみられる。 なお、デルベッキオ公安相(コスタリカ)は同日、CNNスペイン語放送にセラヤ大統領がコスタリカに到着したことを明らかにした。 市内ではクーデターだと批判する大統領支持者が抗議行動に乗り出したが、警察が催涙ガスなどで鎮圧に当たった。 なお、28日の国民投票は、11月の大統領選に合わせて制憲議会招集の是非を問う正式な国民投票を実施すべきかどうかの民意を探る、予備的な世論調査の意味合いを持つものであった。 PR |
|
トラックバックURL
|
忍者ブログ [PR] |