ベクテル社 （ ベクテルグループ ）
　　Bechtel Corporation ( Bechtel Group )
　米国に本社を置く非公開企業で最大手の総合建設などのエンジニアリング会社
　世界50カ国に事業を展開している。

　英仏海峡トンネル 、多数の発電プロジェクト、製油所、原子力発電所、 などに参加しており、世界の原子力発電所等の建設事業の60%に関わっている。

　ウォーレン・Ａ・ベクテル（Warren A.Bechtel）は鉄道会社の従業員として働いた後、オクラホマで牧場の経営を試みたが失敗、1898年以降、鉄道や高速道路建設に特化した請負事業を20年間行ってきた。

　1919年に、ウォーレンベクテル社と家族（弟など）はカリフォルニア州の高速道路を建設、1921年水力発電のためのカリブートンネルの建設事業を獲得した。　
　1926年、ボウマン湖のカリフォルニア州ダムの建設契約を獲得した。
　
　その後は、フーバーダムの建設プロジェクトにも関与している。

　1940年7月19日、大統領ルーズベルトの指示で軍艦製造施設を東西に作ることとなり西側の建設事業を獲得した。
　戦後、1956年以降原子力発電所建設事業に取り組み事業範囲を拡大させていった。
　
　1980年代に入り景気後退の洗礼を受けて事業規模を縮小させ、パプアニューギニア最大のTedi Mine鉱山の開発に成功し鉱山開発に傾斜するようになった。
　
　米国政府の高官や政治家を多数引き受けており、ロスの地震の復興やイラク戦争後の復興事業などを手がけている。
　
　
　

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