ユーロ圏筋が２日、ユーロ圏諸国は、欧州金融安定化ファシリティー（ＥＦＳＦ）が
　　　　周辺国国債を発行市場で購入する可能性
について、真剣に検討していることを明らかにした。→ ranking
　
　ユーロ圏諸国は３月までに
　　　　包括的な危機対応策
に関して合意を目指しており、発行市場での周辺国国債の購入案はその一環となる。
　
 　関係筋の１人はこのような構想が協議されており、最終的な案に盛り込まれる可能性が高いと述べた。　また別の関係者は発行市場での国債購入について
　　　　広く同意を得ている
と指摘した。→ ranking
　現在、ＥＦＳＦが行っている債務国に対する融資とさほど差異はないが、市場の信頼感向上に寄与するとともに、危機に陥った債務国の資金調達に関し、市場への完全復帰を円滑にする可能性がある、との見解を示した。　
　
　ドイツは法的な見地から、ＥＦＳＦによる流通市場からの国債購入については明確に反対しているが、発行市場における国債購入に関してはこれまで反対を表明していない。

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