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2007/03/03 20:50
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バーナンキFRB議長の講演(2日) 場 所 スタンフォード大学 要 件 「グローバル化と金融政策」について (発言概要) グローバル化が米国のインフレを押し上げた可能性があると指摘した。 ただし、グローバル化によって FRBの金融政策の影響力 が弱まることはないとの見解も示した。 グローバル化がもたらす製品の輸入価格への影響と、エネルギー・商品価格への影響という相反する影響を考え合わせてみると、ここ数年、グローバル化が米国のインフレを大幅に抑制したと結論付ける根拠はほとんどない。 むしろ、その逆が正しいかもしれないと語った。 ただ、金利や経済成長、インフレの見通し、及び、過去4年間で最大の下げとなった米国株式市場についても触れなかった。 FRBは、必要であれば市場に影響を及ぼす手段を持っていることを示唆し、 実証的研究 では、米国の金融政策が依然として米国の株式市場に対して影響力を持っていることが示されていると発言した。 講演後の質疑応答 政府の統計がインフレを誇張しているとの研究結果に同意を示した。 指標にもよるが、FRBの推定では0.5─1%ポイントのインフレ率の誇張があると発言した。 個人消費支出(PCE)物価指数をインフレ指標として注視しているのは、物価上昇時に人々が異なった物を購入する可能性が考慮されるためだ。 自然失業率についてマクロ経済分析において特定の数値を用いると幾つかの問題が生じることから、数値を特定することの困難さにも触れた。 また、経済における資源稼働率の低さと低インフレの関連性については、以前と比べると明らかに薄らいでいると指摘した。 PR |
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