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# 累積赤字という負の遺産に立ち向かうことがこの先10年のマクロ経済で最大の課題
2010/08/28 06:46
 トリシェ総裁(ECB)は、金融危機が引き金となり
    公的債務が急激に膨張
していると指摘、各国政府がこの流れを反転させる努力を先送りすれば、低成長という
    失われた10年
を招きかねないことから、この先10年のマクロ経済で最大の課題だと警告した。

 トリシェ総裁は27日、カンザスシティー連銀が主催したジャクソンホール(ワイオミング州)での年次シンポジウムで講演し、歴史から学んだ教訓は、累積赤字という負の遺産に立ち向かうのは単に景気回復後に遂行すべき任務ではなく、持続的な自律回復への大事な前提条件だということだと述べた。
   
 債務危機の加速的悪化に悩まされた3カ月前、トリシェ総裁はユーロ圏経済の保護を訴える立場だった。
 財政健全化が急務だとするこの日の見解は、成長促進を重視するオバマ大統領と一線を画している。

  ECBは9月2日に定例の政策会合を予定している。
 この1週間前には経済の見通しに言及しないとするECBの方針があり、トリシェ総裁の講演はこの取り決めに沿った内容となった 。
 
   

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