忍者ブログ
# 深刻なリセッションを回避できるとの見解
2008/09/11 04:52
 ウェーバー総裁(独連銀)の講演(10日)
   欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバー

   場  所  オーバーハウゼン(ドイツ)

(発言概要)

 ドイツ経済の耐性が強く、深刻なリセッションを回避できるとの見解を示した。
 
 今後数カ月、ドイツ経済はほとんどゼロ成長になるだろうが、中期的な見通しを過度に悲観したり、深刻なリセッションを予想する理由はないと述べた。

 ドイツ経済に対して比較的自信を持っている理由として

     構造的な変化でドイツ経済の耐性が強まった


ことを挙げた。
 ドイツでは住宅市場にバブルの兆候がなく、企業のバランスシートや資本構造は過去10年に強化され、個人の負債比率がここ数年低下していると指摘した。

 なお、ドイツは4―6月(第2四半期)にマイナス成長となり、それ以降のデータは回復していない可能性を示唆している。
 世界の景気鈍化に伴い、鉱工業生産と輸出も縮小傾向にあり、ドイツの製造業受注は7月までに8カ月連続と過去最長の減少を記録した。
 

  欧州委員会(欧州連合 EU の行政執行機関)は10日、ドイツが7―9月(第3四半期)にリセッションに陥るとの見通しを発表した。

  

 

拍手[0回]

PR

CATEGORY [ 要人発言 ]TRACKBACK [ ]
pagetop
<<08年のユーロ圏経済成長率、1.3%に下方修正 | HOME | 商品相場は売り優勢>>
trackback
トラックバックURL

pagetop
FRONT| HOME |NEXT

忍者ブログ [PR]