カール・アイカーン氏（資産家）の発言（21日夜）
　　　（会議の主催者が22日朝、アイカーン氏らの発言公表を解禁）
　　　
　　　要　　件　　投資家向け会議で

　　ＡＰ通信の集計によると、大統領選挙の民主党候補指名争いでオバマ氏が獲得した代議員数は1962人と、指名獲得に必要な2026人にあと64人に迫っている。

（発言概要）

　バラック・オバマ上院議員（民主党　米国）が大統領に選出されれば金利は上昇し、米ドルの信認は失われるとして

　　　　　個人的にオバマ氏は大統領として劣悪だ

と考えている。巨額の財政支出に走るだろう。今の米国にそんな余裕はないと述べた。
　
　わたしは通常、政治には口を挟まないが、今回は違う。オバマ氏はあまり経済を理解していないと思うとも述べたという。

　
　同氏はオバマ議員がすでに支持している増税に加え

　　　　　米ドルの信認が損なわれる

との理由からインフレが高進し、金利は現在よりも格段に高い水準に上昇すると予想した。
　
　また、民主党の大統領が誕生するだけでなく、同党が上院で拒否権を覆すことが可能な60議席を占めた場合は

　　　　　破壊的な状態になる

と指摘し、議会の動きに歯止めがかからなくなるとの考えを明らかにした。


　ただ、オバマ氏は資産運用会社シタデル・インベストメント・グループの創業者、ケネス・グリフィン氏や資産運用会社ソロス・ファンド・マネジメントを率いるジョージ・ソロス氏ら、資産運用業界からも支持を得ており、投資スタイルの違いでの判断に差があるようだ。
　　

[0回]