忍者ブログ
# 人民元気利上げの行方
2006/08/03 06:38
 スティーブン・ジェン氏
    米モルガン・スタンレーの為替調査責任者

  新華社通信は2日、中国人民銀行は貿易不均衡の緩和を目指し、人民元の柔軟性向上に向けた包括的措置を講じると伝えた報道についてのコメント


(発言概要)

 報道には現在の為替政策とかけ離れている内容が示されているわけではない。中国にとっては、現在の為替政策をあらためて強調することが政治的に重要となる。

 人民元は上昇するだろうが、それは国内的な理由だけではない。
 人民元切り上げ反対や人民元上昇反対を主張する最大の理由は、緩やかな人民元上昇に対して中国経済が不安定になるというものだ。

 しかし、堅調な経済指標を見る限り、人民元の上昇加速を容認しないというのは、もはや政策としてあり得ない。

 ほぼ確実に利上げは実施され年末までに0.27ポイントずつ2度の利上げが実施されるとみている。
 さらなる預金準備率引き上げの可能性もある。

 行政措置もさらに実施されるだろう。
  
 

拍手[0回]

PR

CATEGORY [ 要人発言 ]TRACKBACK [ ]
pagetop
<<保合い相場の対応で天国にも地獄にもなる | HOME | ポールソン財務長官の講演>>
trackback
トラックバックURL

pagetop
FRONT| HOME |NEXT

忍者ブログ [PR]