欧州国債相場は途中、軟調となる場面も見られたが、トリシェ総裁（ＥＣＢ）が９月の利上げを明確に示唆しなかったため、相場は戻し上昇した。

　トリシェ総裁が政策金利を４％から引き上げるかどうかについて、ＥＣＢは９月６日の政策委員会まで判断しない考えを明らかにした。
　２年債利回りは２週間ぶりの大幅な低下幅となった。

　同総裁は２日、インフレに関し「強い警戒」が必要だと強調していた。
　この文言は過去８回の利上げの前に使用されている。

　次回政策委員会まで荒れ相場となり９月の利上げ観測は後退しているようだ。
　　
　

　

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