エバンス総裁(シカゴ連銀 米)は15日、ニューヨークでの講演後、記者団に対し
強力な緩和政策
は引き続き適切だと言明。
年内に金融引き締めを支持する可能性は小さく同総裁が引き締め政策を支持するような事態になれば驚きだと述べた。
また、食品とエネルギーを除いたコアインフレは
低いインフレ基調と合致
していると指摘した。
また、基調的に強いインフレ圧力を予想するのは難しいと述べ、力強い賃金の伸びが起こりそうな環境ではないように思われると続けた。→ ranking
なお、インフレおよびインフレ期待を注視しているものの
金融政策の調整
が必要だとの考えは大いに疑問だとし、インフレ率は
平均で2%
となるはずだと述べた。
さらに、量的緩和第2弾が計画通り6月に終了する可能性は
十分にある
との見解を示した。
調査によれば、最近の食品・エネルギー価格上昇については
世界各国で需要が高まっている
ためであり、原油価格は通常コアインフレに
大した影響は及ぼさない
という。→ ranking
なお、労働省が同日発表した3月の米国消費者物価指数によれば、コア指数は
前年比+1.2%
上昇しており、前月比では0.1%上昇で、伸びは市場予想(0.2%上昇)を下回った。
食品とエネルギーを加えた全体では、CPIは
前月比+0.5%
の上昇だが、伸び率は2月と変わらずの水準を維持した。→ ranking
[0回]
PR