2012/04/12 05:48
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伊藤忠商事は11日、フィンランドの世界最大級の針葉樹パルプメーカー メッツァファイバー の発行済み株式24.9%を取得すると発表した。 この取得額は4億7200万ユーロ(約500億円)という。 出資により製紙原料となるパルプの取扱量を拡大し、中国などアジアを中心とした紙の需要増に対応する。 メッツァファイバーはフィンランド国内に4つのパルプ工場を持ち、パルプ生産能力は年間約240万トンで伊藤忠の2011年度のパルプ取り扱い実績は215万トンであった取扱量の拡大を目指すもの。 今回の出資により取扱量は約100万トン上乗せされ、世界のパルプ流通量5500万トンのうち約6%のシェアを占めることになる。 なお、出資時期は当局による独占禁止法上の承認審査を経た4月下旬頃になる見通し。 メッツァファイバーの2011年税後利益は 1億9000万ユーロ(約201億円) となり、株式取得に伴い、フィンランドでの機動的な経営判断や取引拡大などを目的とした100%出資の新会社も設立する。 ↓ 参考になったらクリックお願いします。 人気ブログランキングへ ひとこと 日本の商社は円高を最大限利用し海外企業への資金投下により権益を拡大している。 こうした動きは日本の国益にかなうものであり、海外に賃金の安さだけに惹かれ市場を開拓する意図が見られないまま進出するような製造業の一部より優先的に応援したい。 PR |
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