2010/07/04 09:40
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走行時の電力消費量を減らすため、激しい充放電に耐えられる新型蓄電池を使った 川崎重工業 (7012)の鉄道システム用設備が、ニューヨークの地下鉄に導入される見通しとなった。 すでに数カ月にわかる実証実験を終え、省エネ効果を調査中という。 → ranking 世界中に鉄道車両の納入実績を持つ川重だが、ニューヨークを起点に 環境に優しい鉄道技術 の売り込みを始める考えのようだ。 → ranking ニューヨークの地下鉄が保有している約6千両の車両のうち約2千両は川重製が占め、ワシントンの地下鉄でも今年、約750両の納入契約を交わすなど、川重は米市場で存在感を示している。 ただ、省エネ型の鉄道システムをめぐっては水面下で各国メーカーによる開発が続き、世界の中心都市であるニューヨークでの受注に注目が集まっている。 → ranking 開発した蓄電池は電極にニッケルとカドミウムを使ったニカド電池の“改良版”である ニッケル水素電池 で架線に連結すると電車の停止時に発生する大容量の電力を瞬時にため、別の電車の動力源に利用できるのが特徴という。 → ranking 現在、停車時に発生する電力の多くは放電されているものの、大阪市営地下鉄で行われた実証実験では、従来に比べて使用電力を2割削減している。 この蓄電池を搭載した川重の低床式路面電車「SWIMO」も、5分間の充電で10キロ以上走ることに成功。 ニッケル水素電池はハイブリッドカーのバッテリーに採用されたことで、技術開発が進んでいる。 → ranking PR |
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