パナソニックは９日、１１月５日に開始した三洋電機の株式の公開買い付け（ＴＯＢ）を終了した。

　ＴＯＢへの応募契約を結んでいる三井住友銀行など主要株主から三洋株の５０％超の応募があり、ＴＯＢは成立したとみられる。

　これにより年内に子会社化が完了する見通しで１０日に結果を発表するとしている。

　買収総額は４０００億円を超え、国内企業同士のＭ＆Ａ（企業の合併・買収）としては、０６年の花王などによるカネボウグループ買収（約４４００億円）に並ぶ過去最大級の規模になる。

　売上高は単純合計で約９兆円で、国内最大手の日立製作所に匹敵する巨大電機メーカーグループが誕生する。
　　
　ガソリン車から電気自動車へのシフトが強まってくれば、黎明期である電気自動車分野に新規参入する企業が出てくることを期待したい。
　　　

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