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2008/10/07 20:26
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オーストラリア中銀(RBA)は、政策金利を 6.00%(-1.00%) にする事を決定した。 スティーブンス総裁(オーストラリア準備銀行 RBA)の声明 政策決定委員会は7日の会合でオフィシャル・キャッシュレートを100ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き下げ6%とし、2008年10月8日から実施することを決定した。 国際金融市場の状況は9月に著しく悪化しており、一部の主要国で大規模な金融破綻が起こるとともに、銀行間市場に深刻な混乱が生じ、株式相場の急落をはじめ他の市場の不安定さも増している。 多くの国々で取られている当局の金融措置は、短期的な流動性の追加やバランスシートの健全性を長期的に取り戻すための基盤を築くことを通じて、安定回復を目指している。 オーストラリアの銀行システムは比較的強固であることから、多くの他の国々よりも小幅ではあるものの、その影響を受けつつある。 最近の世界経済成長見通しの悪化に加え、信用力がある借り手にとっても市場の状況は一段と難しくなっており、需要と生産が従来予想を大幅に下回るリスクが出てきている。 こうした状況になれば、インフレ率は従来予想よりも速いペースで低下する公算が非常に大きい。 委員会は、このような背景事情を勘案して経済見通しを取り囲むリスクのバランスが大きく変化し、金融政策の引き締めスタンスを大幅に後退させる必要が出てきたと判断した。 委員会は、ホールセール市場での資金調達コスト動向にも十分配慮し、これらの要素を比較検討し、委員会は今回、借り入れコストの大幅低下を実現するためには、キャッシュレートの異例の大幅変更が適切であるとの決定を下した。 しかし、委員会は、今回の政策変更が将来の政策決定のパターンを確立するとは考えていない。 PR |
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