アルゼンチンは経済悪化に伴いデフォルト（債務不履行）に陥った
　　　アルゼンチン国債
をめぐる2001年の950億ドルの国債デフォルトで債務再編に応じなかった米国の債権者との法廷闘争で
　　　米連邦高裁の判断の見直し
を米最高裁に求めている問題について
　　　国際通貨基金（ＩＭＦ）
はアルゼンチンを支持することを検討していると事情に詳しい２人の関係者がメディアの取材で明らかにしたという。
　

　この関係者によると、ＩＭＦの
　　　ラガルド専務理事
はアルゼンチンの６月24日の最高裁への申し立てを支持する
　　　法廷助言者意見書
の提出を理事会に要請する。
　
　
　米国の連邦高裁は昨年10月、資産家
　　　ポール・シンガー氏
率いるエリオット・マネジメントや傘下の
　　　ＮＭＬキャピタル
などデフォルト債保有者への支払いが行われない限り、アルゼンチンの債務再編に応じた投資家への支払いを実行できないとの判断を下した。
　
　
　この高裁判断をアルゼンチンは不当だと主張し上訴した。
　
　外国国家の自国領土内での活動への前例のない侵害であり、米国の外交に対する著しい懸念を提起するものだと訴え、最高裁に審理を求めていた。
　

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