2024/11/17 06:46
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北朝鮮はウクライナにおけるロシアの戦争を支援するため 最大10万人の兵士 を派遣する可能性がある。 北朝鮮とロシアによる事実上の同盟関係が今後も深化した場合のシナリオとして、20主要国・地域(G20)の一部がこうした評価を下している。 この事情に詳しい複数の関係者が情報の部外秘を理由に匿名を条件にメディアの取材で明らかにした情報が流れた。 これはロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の関係強化に関する複数の分析のうちの1つだと明らかにした。 ただ、そのような動きは差し迫ったものではなく、ここまで大規模な軍事支援が行われた場合でも、一度にではなく、時間をかけて部隊が交代する形で段階的に行われる可能性が高いと関係者は強調した。 ウクライナのドミトロ・ポノマレンコ駐韓大使は今月、 ボイス・オブ・アメリカ(VOA) とのインタビューで、ロシア西部クルスク州に 最大1万5000人 の北朝鮮軍兵士が配備される可能性があり、 数カ月ごとに交代するとの見方 を示している。 ウクライナが越境攻撃を仕掛け、クルスク州の一部を占領した8月以降、北朝鮮はロシアを支援するため同州に1万人以上を派遣している。 ウクライナの同盟国の間では、ロシアによるウクライナ侵攻に北朝鮮軍が参戦することで、消耗戦で多くが死傷したロシア軍の穴を埋める北朝鮮兵士が増え、事態がさらに悪化するとの危機感が高まっている。 北朝鮮兵士の戦闘経験の蓄積などの影響や、ロシア軍からの兵器等の技術情報が北朝鮮に流れこくこともあり、中国に対する北朝鮮の対応も変化し、過去のような媚びる動きがなくなり中国ブレーキの効果が消滅するなど、インド太平洋地域における安全保障のバランスにも影響を及ぼしかねないと懸念されている。 今週ブラジルで開催される20主要国・地域(G20)サミット(首脳会議)では、複数の同盟国がこの問題を提起する見通し。 中国の習近平国家主席は近年、プーチン大統領と金正恩氏の最大の後ろ盾となってきた。だが、中国政府は今回の北朝鮮軍派遣について公の場では沈黙を保っており、習氏が不満を抱いていることを示唆している。 PR |
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