カナダ銀行（BOC）の発表（19日）
　　　　　　BOCホームページで公開


　金融政策報告（MPR）10月分を公表した。

　カナダ成長見通しについて17日に公表したBOC金融政策決定会合後の声明文どおり、それぞれ下方修正している。

　06年国内総生産（GDP）見通しは、年率＋2.8％（ 7月時点　同＋3.2％）
　07年も同＋2.5％（同＋2.9％）へ引き下げた。

　なお、08年については、潜在成長率に等しい同＋ 2.8％で据え置いた。


　背景としては、米景気減速に伴うカナダ輸出の減少を挙げた。
　カナダ経済については「稼働率を上回る水準」を維持するとしている。


　インフレについては、10月17日のBOC声明文どおり下振れを指摘した。

　コア・インフレについては足もとインフレ目標値の「2％」を若干上回るものの、07年半ばには「2％」へ回帰すると予想した。


　全体的なインフレは「原油価格の下落とモノ・サービス減税」を受け、07年第2Qまで 1.5％で推移する見通しを示している。
　
　

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