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# 量的緩和政策について、雇用と経済成長の押し上げという「最終目的」を達成できず
2011/06/03 05:47
 モハメド・エラリアン最高経営責任者(CEO PIMCO)の発言
   
  要 件  ブルームバーグラジオのインタビュー
 米国金融当局による量的緩和政策について、債券購入プログラムにより投資家は株式などの高利回り資産を求めるようになった。
 一方で、経済に多くのお金をつぎ込むことで失業を減らすという
   伝達メカニズムは働かなかった
と指摘した。

 また、消費者がモノやサービスへの支出を増やすようバリュエーションを高め、それにより経済を成長させ失業を急速に減らすという最終目的に基づいて判断するとすれば、計画が成功したかとの問いへの答えはノーだと述べた。

 単に経済につぎ込むお金を増やすだけでは、十分ではないようだと述べ、株価上昇や資産価格上昇という良いインフレが見られただけでなく、商品の値上がりという悪いインフレも起きたことが、予期せぬ帰結となったと説明した。
 なお、パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は米国の債券ファンド大手。
 
   

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