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2013/06/07 01:45
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米国の投資会社大手パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のポートフォリオマネジャー フェリックス・ブローメンキャンプ氏 (ミュンヘン在勤) は欧州でベイルインの際に減免の対象となる可能性が小さい債券を投資家が選好し 資産担保証券(ABS) が人気を盛り返す見通しだと指摘した。 キプロスの銀行救済で今年3月、預金者と優先債保有者が損失の負担を強制された。 こうした金融政策の突然のルール変更の実施に伴い追いかねない負担の回避のため、投資家がより高いリスクプレミアムを要求し、銀行の資金調達コストが押し上げられると予想されるという。 金融機関は現在、中央銀行から低利で資金供給を受けている。 しかし、それは長期的な解決策ではなく、ABSが代替手段になるとの見方を示した。 ブローメンキャンプ氏は、ABSが誰にとっても有益な 理想的な資金調達手段 と見なされる可能性があると述べ、発行体である銀行は安く資金を調達し、投資家はベイルインに伴うリスクのない担保証券を取得できる。 政策担当者にとっても、欧州の銀行のバランスシートを拡大させることなく 実体経済への資金投入を確保 できるメリットがあると分析した。 欧州で発行されたABSは、米国市場の一部で発行されたABSほどの損失を過去に被っていない。 ※ ベイルインとは、金融機関の破綻の際、株主に加えて債権者の損失負担を確実なものとする観点から、当局が一定の債務を対象に元本の削減またはエクイティへの転換を講じる措置のこと。 ↓ 参考になったらクリックお願いします。 人気ブログランキングへ PR |
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