北朝鮮への国連の経済制裁が継続する中、中朝国境に近い吉林省では、北朝鮮から安価な労働力として派遣された労働者が工場で働いており、今月に入っても大勢の労働者が勤務の合間に集団で移動する姿が見られたという。

　ただ、制裁決議では、北朝鮮労働者に対する新たな就労ビザの発給が禁じられているおのの、去年１２月の制裁決議では、労働者の送還を原則、２年以内としており、猶予が設けられおり、制裁の効果は限定的な状況。

　さらに、中朝の国境地域に限って両国を行き来できる別の許可証を利用して、北朝鮮が労働者を派遣し、制裁逃れの手続きがあるのではないかという指摘も見られる。

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