忍者ブログ
# 欧州金融機関のストレステストは対象を拡大し、ソブリン債のリスクも査定
2010/06/29 05:40
 7月12-13日にブリュッセルでストレステストについて協議するEU財務相理事会向けに準備された25日付の草案をブルームバーグが入手したという。

 欧州連合(EU)は、加盟国内の銀行に対するストレステスト(健全性審査)で銀行システムへの衝撃に対する各行の健全性を計る際に
   ソブリン債のリスクも査定
するべきだとみていることが明らかになった。
 
 この草案によると、同理事会はストレステストを実施している欧州銀行監督者委員会(CEBS)に対し、対象行を
   より多数の金融機関に
拡大することを求める見通しとしている。

 国際決済銀行(BIS)の調査によると、欧州の銀行は2009年末時点で、ギリシャやイタリア、ポルトガル、スペインの債券を総額2兆2900億ドル保有していたという。
 
 なお、ギリシャの債務危機がイタリアやスペイン、ポルトガルなどほかのEU加盟国にも波及しているとの投資家の懸念から、こうした国の借り入れコストが上昇しており、銀行が保有するソブリン債についての疑問が高まっている。
 
 欧州の金融システムが衝撃に耐え得ることを証明するため、EU各国首脳は17日の首脳会議で、ストレステストの結果を7月後半に公表することで合意している。
 
  



ヨーロッパ債務法の変遷
楽天ブックス
商品副データ学術選書ペーター・シュレヒトリーム/半田吉信信山社出版/大学図書この著者の新着メールを登

楽天市場 by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る

拍手[0回]

PR

CATEGORY [ 今日の知識、情報 ]TRACKBACK [ ]
pagetop
<<アイルランド経済は第1四半期に、ユーロ安を追い風にプラス成長 | HOME | 経済成長を支援するという従来の環境から、財政責任へと状況は変化>>
trackback
トラックバックURL

pagetop
FRONT| HOME |NEXT

忍者ブログ [PR]