2014/03/30 05:26
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世界の投資家は景気循環の影響を受け、回復力が低下・遅れているこれまでの新興国から資金を回収する動きが強まり新興市場の株離れが記録的ペースで進んでいる。 流れ出した資金はその活動対象として次の成長地域であるフロンティア市場へ注目を強めている。 中東の資源国であるクウェートとカタールを最大級の投資先とする ブラックロック の上場投資信託(ETF) 「iシェアーズMSCIフロンティア100 」 は、ここ1年で最も著しい成長を示した途上国重視のETFといわれている。 資金流入4億5800万ドル(約468億円)に加え、リターン(投資収益率)が プラス22% に達したことが寄与し、運用資産は9倍の5億8100万ドルに膨らんだ。 ブラックロックとアメリカ合衆国ペンシルベニア州バレーフォージに拠点を置く世界最大級の投資信託運用会社 バンガード・グループ の旗艦的存在である 新興市場ETF はこれとは対照的な成績となった。 同じ期間の両ETFからの資金流出は過去最大の260億ドルに達した。 ブラジルとロシア、インド、中国の新興4カ国、いわゆる「BRICs」の株式相場を測るMSCI・BRIC指数は1-3月(第1四半期)に5.4%安となっている。 2008年の金融危機後に世界経済を主導してきたBRICsの成長が止まりかけていると投資家が見ているようだ。 ブラジルは10年ぶりに格下げされ、ロシアはクリミア危機で国際社会からの制裁に直面している。 一方で、ベトナムや油田発見が経済成長を促しているケニアといった国では株式相場が上昇している。 ↓ 参考になったらクリックお願いします。 ![]() 人気ブログランキングへ PR |
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