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2010/10/06 08:12
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(意 味) 敗れた者が、いったん引き下がって勢いを盛り返し、意気込んで来ること。 晩唐の詩人、 杜牧 ( とぼく ) の「 烏江亭 ( うこうてい ) に題す」という詩 勝敗は兵家も期すべからず 羞を包み恥を忍ぶはこれ男児 江東の子弟才俊多し 捲土重来いまだ知るべからず が由来です。 杜牧が烏江の地で、項羽の早すぎる死(31才)を悼み、一時の恥を忍ぶことができれば、項羽の軍事的才能と江東の人材をもって、再起は可能だったのではないかという気持ちを詠んだものです。 秦が中国を統一後、始皇帝が亡くなり群雄割拠し混沌とした世情の中、天下に覇を競って頭角をあらわした項羽ですが、ついに劉邦の漢軍に垓下で包囲されるところとなり、囲みを破って脱出したものの、従う者26騎のみとなって 烏江 という長江の北の町までたどり着きます。 烏江には、亭があり、そこの亭長が項羽を迎えて舟を用意し、江を渡って江東に帰り、再起を図るよう勧めました。 しかし、項羽はその好意に感謝しつつも、自分は、江東の子弟を引き連れて西へ向かったけれども、いま生きて戻る者はだれ1人いない。江東の父兄にあわせる顔がないと言ってこれを断り、漢軍に突入してその生涯を閉じ、中国は漢によって統一されました。 PR |
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