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# 思惑の錯綜
2012/08/01 05:14
 ドイツのメルケル政権は近く稼働する予定のユーロ圏の恒久的救済基金
   欧州安定化メカニズム(ESM)
に銀行免許を付与し欧州中央銀行(ECB)から
   流動性供給
を受けられるようにする案を独財務省は31日、銀行免許付与は必要ないとの見解を示し拒否した。
 
 独財務省は新聞報道に関する質問に電子メールで答えたもので
   ESMの設立規則
は銀行免許によってECBの
   リファイナンスオペ利用
を可能にすることを想定していないと説明した。
 
 この問題について協議しておらず、同案について非公開の会合も持っていないと明言した。
 
 メルケル政権を構成する与党3党は全て、この案を拒否している。
  
 
 
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ひとこと
 マスコミリークし意識を変える手法が取られたようにもいえる。
 魑魅魍魎の世界である政治の世界の一端だ。
 
 こうした思惑の錯綜により各国の権益の妥協点が探られるのであって、ノー天気に馬鹿話をマスコミで発言するような政治家と無責任な発言を台本どおりに発信するタレントが世論を形作るメインとなっている日本の政治・経済・マスメディアの体制が異様と考える。
 
 無知な馬鹿集団化と日本国民を導くような偏向報道をTVが繰り返し公共の電波を使って垂れ流し、社会がヒステリーになっている状況が社会の不安定化を引き起こし経済の活力を削いでいる。
 
 
 
 先週、ドラギECB総裁が
   ユーロ圏を守るため必要ないかなる措置
も取ると表明し、スペインとイタリアの国債利回りは記録的高水準から低下した。
 
 イタリアの
   モンティ首相
は31日パリでフランスの
   オランド大統領
と会談後、記者団に対し、ユーロに関して見通しは
   少しずつ晴れてきている
ものの、ユーロ圏諸国は一瞬たりとも展開から目を離すことはできないと語った。

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