2017/12/02 05:40
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イタリアでは来年の総選挙を前に、反ユーロを掲げる 野党「五つ星運動」 は支持率で現与党の民主党を上回っており政党別で首位にある。 同党の反ユーロ的で歳出を拡大する路線は懸念され、同党の動きについては投資家の関心が高まっている。 イタリア10年債のドイツ債に対するスプレッドは昨年4月の210ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)余りから138bp近くまで縮小している。 11月13日にローマで開かれた五つ星の議員を囲む非公開の会合に ブレバン・ハワード・アセット・マネジメント ムーア・キャピタル・マネジメント バンク・オブ・アメリカ(BOA) ウエリントン・マネージメント・グループ アムンディ など国際的な資産運用会社十数社の代表が参集し、出席した企業の運用資産総額は 5兆ドル(約560兆円) を超えた。 会合では五つ星の議員が 安定政権 を確保する計画や、経済やユーロに対するアプローチなどについて、これら投資家の質問に回答した。 会合に出席した五つ星の議員 カルラ・ルオッコ氏 は投資家が五つ星を政権を担う可能性のある政党として扱いつつあるとメディアのインタビューで発言している。 なお、五つ星の会合に投資業界からこれほど多数の出席があったのは初めてで2013年の前回総選挙の前にはこのような会合は開かれなかったと続けた。 また、政策ごとに他党と協力することはあるが連立政権を組むつもりはないと述べ、ユーロ離脱を問う国民投票の実施は 最後の手段 だと説明した。 PR |

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