中国のリサイクル事業で富を築き、慈善活動家としても知られる
　　　陳光標氏
は３１日、米紙
　　　ニューヨーク・タイムズ
買収への関心を表明し、ＮＹＴ買収について２年以上前から検討しており、買収案の提示を真剣に考えているとした上で、１月５日にニューヨークでＮＹＴの「大株主」と話し合う予定だと語った。

　
　値段が適正なら買えないものはないと述べ
　　　ＮＹＴの企業価値
は概算で１０億ドル程度と見積もったが、価格交渉には応じると述べた。

　
　なお、ＮＹＴの時価総額は現時点で２４億ドル。

　
　
　アーサー・サルツバーガー会長はこれまでに
　　　ＮＹＴは売り物ではない
と言明しており、同社を支配するオックス・サルツバーガー家が陳氏にＮＹＴを売却する可能性は低いとみられている。

　　　

　陳氏は、ＮＹＴを買収できなければ
　　　支配株主になること
で手を打つとの意向を示している。
　
　なお、支配株主になる道も閉ざされれば、ＮＹＴ株を取得することで妥協するほか、ＣＮＮやワシントン・ポスト、ウォール・ストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）といった他の米主要メディアへの買収を打診する方針であることも明らかにした。
　
　　
　
　
ひとこと
　中国人民元を上昇させた影響でこうした資金が逆流し始めている危険な動きだ。
　価値の無い通貨を意図的に引き上げれば、安全な通貨に交換する動きが出るのは当然であり利益を生むような投資が行われる。
　
　円安を日本政府が推し進めて輸出企業を潤すことで税収を図ることも必要といえば必要だろう。
　利益を得るために流入する中国マネー等の影響力を考えておかないといけない。
　消費税増税で企業体力が低下し円安が進めば海外資本家の投資資金がよりパワーを増しかねない。
　
　国内経済を強めるためには円は高いほうが良い。内需拡大を強め、安価な原材料を輸入して国内のインフラ整備を強化すべきだ。
　
　海外政府に媚びる輸出企業の言いなりは日本の行く末を奈落の底に落とし込みかねない元凶とも言えるものであり、バランスをとる必要があるだろう。
　
　円高では海外に設備を移した輸出企業は海外設備の価値低下と収入の相殺で税金すら支払っていないことを忘れるべきではない。
　
　
　　　
　　
　　　　　　　　　　　
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