2014/03/15 04:54
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ロシアは14日、ウクライナ政府が自国のコントロールを失ったとコメントし、ロシアが軍事介入を拡大するとの懸念が強まった。 エストニアのレインサル国防相は14日、電子メールでウクライナ南部のクリミア半島を占領したロシアの プーチン大統領 は次に 「ウクライナ東部に侵略する」 準備をしていると訴える声明を配布した。 同国防相は、ウクライナに対するロシア軍の展開は「ロシアが力しか受け入れないことをはっきりと示している」と主張し、プーチン大統領を止めるためには 攻撃が侵略者にとっても高くつく という明瞭なメッセージを送る必要があると主張した。 ひとこと ウクライナのクリミアにおけるロシアの権益を考えればウクライナ民族の過激派がコソボ紛争におけるセルビア民族主義が実行した民族浄化の行動を同じ様な攻撃をクリミア以外に居住するロシア人やポーランド人など少数民族に対し実施する可能性は捨てきれない。 ウクライナ暫定政府の設立事態が力により政権を奪取したとも言えるもので国民の選挙により選出されたものではない、政治的クーデターで奪い取られたといった現実がある。 ウクライナ東部で起きた親ロシア派のデモ隊と反ロシア派のデモ隊の衝突が起きており、こうした不安定な状況がウクライナ全土に拡大する危険性がある。 こうした不安定な状況が続くと治安の悪化が強まりコソボ化していく可能性が高くなる。 一旦、社会秩序が崩壊すれば、それを再構築するのには莫大な資金が必要となり多くの犠牲が生じかねない。 イラクやリビアなどの現状を考えれば、国民の自由を無制限に拡大すれば、各人の権利の拡大が無秩序に強まり、互いに権利のぶつかり合いが発生することになる。 法による支配力は低下し、暴力による解決が最優先となり国力を消耗する方向に流れ出して混沌とした社会が生み出されていくだけだ。 こうした状況がウクライナに出現すれば周辺国に波及していくこととなり問題の芽が爆発的に増えていくことになるだろう。 ロシアが欧米の意図を汲んで軍の展開を解消すれば問題が解決するものでもない。ウクライナの民族過激派が勢いを増せば現状よりも更に秩序が崩壊してしまい後戻りが出来ない流れを作り出す可能性が高い。 自警団が各地に出現して、武器がウクライナ社会に流れ出すことにつながる。 各自が権益の拡大を強めれば国家が分裂する流れを逆に速めるだけで単純にロシアが軍事力の展開を止めれば解決になるものでもない。 ↓ 参考になったらクリックお願いします。 人気ブログランキングへ PR |
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