トラックバックURL
2006/10/14 17:25
|
海洋研究開発機構地球環境観測研究センターは16日からエルニーニョやモンスーンなどの気象現象に影響を及ぼすと考えられている地球最大の雲群の 出生の謎 に迫る。 同センターは、東部インド洋の赤道付近に研究船「みらい」を派遣し、1東西6000キロにもわたる巨大な雲の群れが生まれる様子をインド洋上の船からとらえるプロジェクトを6日から約2カ月間の予定で気象を観測する。 モルディブの地上施設なども使い、気球や海中ブイで大気と海のデータを集める。 この雲の群れは、30年前に見つかった現象で、発見者の名から「マッデン・ジュリアン振動」と呼ばれ10キロメートル規模の積乱雲などが集まり、1000キロ以上の規模で一団となって動く現象が観察される。 移動速度は、自転車ほどの速さで東へ進み、1~2カ月で地球を1周して消える。 年に五つほど発生し、二つ同時には存在しないなどの特徴がある。 台風のもとになる熱帯低気圧の発生とも関係するが、世界最高性能のスーパーコンピューターを使った計算でも再現は難しい。 PR |
CATEGORY [ 今日の知識、情報 ]TRACKBACK [ ]
|
忍者ブログ [PR] |