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# バーゼルⅡ
2006/10/17 05:44
 06年末(一部は07年末)より実施される銀行に対する新しい自己資本規制の別称を言います。

 新BIS規制、新自己資本比率規制などとも呼ばれ、従来の自己資本比率規制と異なり、原則として、

    融資先に対する格付を行う

ことなどが目新しいといえます。

 この格付の上下によって、自己資本比率を計算する際の、分母に算入される対顧客債権の数値が、上下することになり、格付の低い融資先への債権は、より大きな数値で算入され、結果として、自己資本比率は低下することになります。

 この方式を導入するためには、非常に精緻な原価計算のシステムを導入する必要があり、原価計算システムの費用がバカにならなず経営危機に陥るケースが出てきそうな感じです。

 まるでISOの認定を取るのが目的に右往左往するようなもので本来の目的(本質)を忘れたかのような動きが見られるかもしれません。
 
 

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