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2011/08/30 05:26
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ダストボウル (Dust Bowl) 1931年から1939年にかけて米国中西部のグレートプレーンズ広域で断続的に発生した砂嵐のこと。 第一次世界大戦の後に続く生産過剰の影響で、農家は利益を得るために 農地の開拓 を自然の限界まで引き上げ、耕作には甚だ不適当と思われる農地が大幅に増加した。 一方、農業を諦める世帯も増えた。 過剰なスキ込みによって草が除去され、グレートプレーンズの肥沃土が曝され、旱魃に伴い日照りが続き土は乾燥して土埃になり、それが東方へと吹き飛ばされ、ほとんどは巨大な黒雲となった。 雲ははるばるシカゴやニューヨークの空まで黒くし、土の大部分が大西洋へ流れたという気象現象 1933年11月11日に強大なダストストームが乾燥したサウスダコタ州の農地から表土を剥がし、同年で最悪のダストストームとなった。 1934年5月11日には、ダストボウルの嵐が起こり土埃でできた雲によってシカゴでは土のゴミが雪のように降った。数日後、同じ嵐はさらに東のバッファロー、ボストン、ニューヨークシティ、ワシントンD.C.に到達している。 1935年4月14日のものは"黒い日曜日"とも呼ばれ、ダストボウルの期間を通じて最悪の黒い吹雪が20回も発生して広い範囲に災害をもたらしたという。 この災害により、テキサス州、アーカンソー州、オクラホマ州などグレートプレーンズ地域の多くの土地が不毛化し農業が崩壊、農家は離農を余儀なくされた。 PR |
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