アジアス
　（Ageas N.V./S.A.）
　ベルギーのブリュッセル、オランダのユトレヒトに本社を置く保険会社

　アジアスはベルギーでは最大の保険会社であり14カ国で事業を展開している。
　2010年4月に経営悪化した
　　　　フォルティス・ホールディング
　　　　　　　　　　　　　（Fortis Holding）
から改称した。
　また、フォルティスグループの保険事業を継承した。
　なお、フォルティスのベルギー、ルクセンブルク部門、アセットマネジメント部門はBNPパリバが、フォルティスのオランダ部門はABNアムロ銀行が継承している。
　
　アジアスはフォルティスを継承した。
　
　1824年にベルギーの生命保険会社
　　　Assurances Générales
　　　　　　（現在のAG Insurance）
が創業したことをアジアスの起源としている。
　1990年にAGはオランダのバンカシュアランスである
　　　AMEV/VSB
と合併し
　　　フォルティス
となった。

　合併以降、フォルティスはプライベートバンク、投資銀行、アセットマネジメントを中心に事業を拡大、世界中に子会社を設立し、2007年には売上高世界上位20位に入った。
　
　同年、フォルティスはイギリスのロイヤルバンク・オブ・スコットランド、スペインのサンタンデール銀行とコンソーシアムを結成し
　　　ABNアムロ銀行
を買収、フォルティスはABNアムロ銀行のオランダ部門とアセットマネジメント部門、プライベートバンク部門を獲得した。

　リーマン・ショックを発端とした世界金融危機により、フォルティスは経営破綻の危機に陥った。
　
　ベネルクス三国政府は112億ユーロでフォルティスの救済を決定し、ベルギーとルクセンブルクのリテール部門及びアセットマネジメント部門をBNPパリバに売却し、オランダ部門と保険部門をオランダ政府が国有化した。

　　

　

　

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