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# アウトライト・マネタリー・トランザクション(OMT) を開始する用意は整った?
2012/10/05 05:41
 ドラギ総裁(ECB)は4日、スロベニアの首都リュブリャナで開いた政策委員会後の記者会見で
   「全ての前提条件が整い次第」
ECBは国債購入プログラム
    アウトライト・マネタリー・トランザクション(OMT)
を開始する用意があると語った。
 
 総裁がOMTの詳細を明らかにしてから1カ月がたつが、スペインはまだ、支援に付帯する条件を受け入れる決心がつかない。
 
 国債購入計画はここ数週間にわたり
   緊張を和らげる
のに役立ってきたとした上で、決定権は
   今は本当に、政府の手の中にある
と述べた。
 
 長引く危機が消費と投資を 抑える中で、ユーロ圏経済は7-9月(第3四半期)にリセッション(景気後退)入りしたとみられる。
 
 
 スペインのデギンドス経済・ 競争力相は、欧州連合(EU)からの救済がスペインに必要かどうかを同国はまだ検討中だと述べていた。
 
 ドラギ総裁は、救済と引き換えの条件は
   必ずしも懲罰的なものである必要はない
と述べ、スペインは銀行危機への対処で「大きく前進した」 と評価した。
 
 ECBが政府の代わりに行動することはできないと付け加えた。
 
 
 ギリシャに関しては、ECBが
   追加の債務再編
に協力するとの期待を否定し、何回も言っているが、ECBが保有する
   国債の債務再編
に応じることは中銀による 財政ファイナンスだと言明した。
 
 また、ユーロ圏の経済成長は引き続き弱い見通しであり
   ユーロ圏の一部の金融市場
で緊張が続き、高い不透明感が信頼感とセンチメントへの重しになっていると述べた。
 
 なお、インフレ率が来年、ECBが
   上限と見なす2%を下回る
との予想を示したが、政策委員会では利下げを協議しなかったという。
   
 ECBは政策委員会で、政策金利を過去最低の0.75%で据え置いた。
  
 
 
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ひとこと
 話題はスペインに移ったという感じだ。
 ギリシャ経済の不安定化が高まっており、離脱する可能性は捨てきれなくなりつつある。
 政権に対する不信感が増幅され始めており、デモが過激化することで排他的な行動が高まりかねない。
 
 
    

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