デービッド・カードナ氏の発言（20日）
　　米連邦捜査局（ＦＢＩ）ニューヨーク支部の刑事部門責任者

　サブプライムローン（信用力の低い個人向け住宅融資）や入札方式証券（ＡＲＳ）などをめぐる詐欺事件が相次ぐ中で、一部の捜査官をテロや他の犯罪の担当から、バーナード・マドフ証券投資会社による巨額詐欺事件などウォール街を対象とした捜査担当に捜査の優先順位を変更し異動させたことを明らかにした。

　同氏によると、テロ資金や国際テロ組織アルカイダを担当していたＦＢＩの特別捜査官の１人は現在、住宅ローン詐欺事件の捜査官15人を指揮しているという。

　なお、同氏は他に何人の捜査官をテロ担当から金融犯罪の捜査に異動させたかについては言及しなかった。
　　　　　

[0回]