ＭＢＩＡ（米国金融保証大手）の発表（９日）

　ＭＢＩＡは格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスとスタンダード・アンド・プアーズ（Ｓ＆Ｐ）は先月、ＭＢＩＡの保険部門の見通しを

　　　　ネガティブ

に引き下げており、 ＡＡＡ（トリプルＡ）を有する格付けの引き下げ回避のため減配とともに、10億ドル（約1100億円）相当の社債発行で資本を増強すると発表した。

　同社の発表によると、配当額は１株当たり13セントと、従来の34 セントから引き下げられた。
　これにより年間8000万ドルの支出削減が可能になるという。

　もし、ＭＢＩＡのＡＡＡの格付けが引き下げられることになれば、同社が保証する6520億ドル相当の債券に影響が生じ、同社の基幹事業である証券保証能力が脅かされる。

　ＭＢＩＡは同日、同社が保証する債務の信用の質劣化が影響し2007年10－12月（第４四半期）の損失額として７億3700億ドルを計上すると明らかにした。
　　

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