2009/10/07 05:48
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NYMEXの金先物相場は大幅上昇し過去最高値を更新した。 米ドル通貨の下落予想を背景として、インフレが加速し価値保存手段としての金の魅力が高まるとの見方が強まった影響が強まってきている。 一時、オンス当たり1045ドルまで上昇しており2008年3月に記録した最高値1033.90ドルを更新した。 G7の発言力の低下や各国中央銀行の金融政策はどこも似通っており、刺激と膨張によって成長軌道への回帰を目指しているものの効果が見られず。 市場参加者は主軸通貨としての価値を見出せない米ドルを敬遠しているもののユーロや円にほれ込み買いに走る状況にもなっていない。 オバマ政権は米国経済を支援するため膨大な資金を借り入れ、現在、米国が抱える流通可能な債務残高は過去最大の6兆9400億ドルに達し、この先、景気浮揚に投入できる資金は限られており、日本からの資金提供を目論む姿はブッシュ政権末期の状況の再現が起きるかもしれない。 PR |
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