2011/11/15 05:15
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イタリアの銀行ウニクレディトの7-9月(第3四半期)決算は損益が ウクライナとカザフスタン での買収に絡むのれん代償却で87億ユーロの損失を計上し 106億ユーロの赤字 と過去最悪の赤字となった。 ただ、のれん代償客は現金と資本ポジションには影響しない。 同行は再編の一環として一部の法人・投資銀行事業からの撤退と、株式ブローカー部門の戦略的提携を計画、非戦略的事業から撤退する方針を示し 最大75億ユーロ(約7900億円)相当 の新株を発行し資本を増強する決定も明らかにした。 発表によると、第3四半期は国債スプレッド拡大が 2億8500万ユーロ のトレーディング損失につながった。 同行は2011年の配当を実施しないことと、15年末までに5200人を削減する計画も明らかにした。 欧州銀行監督機構(EBA)の先月の発表によると、ウニクレディトの資本不足はイタリアの銀行の中で最も大きい。 ↓ 参考になったらクリックお願いします。 ひとこと 東欧への足掛かりを作る戦略的な事業拡大が裏目に出た影響だが、景気回復までの期間が問題であり判断は難しい。 損金の吐き出しで今後の回復期には足を取られなくなるということだが、景気がこのままずるずると後退すれば更に負荷が増えるかもしれない。 PR |
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