景気減速の深刻化が企業利益への重しとなるとの兆候を受けて株式相場が続落しており、高リスク資産への投資が手控えられた一方で、英国債相場は安全資産先としての資金が流入し上昇した。

　２年債利回りは前日比26ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝0.01％）低下し3.19％となった。
　同国債（表面利率4.75％、2010年６月償還）価格は0.40ポイント上げ102.45となった。
　10年債利回りは13ｂｐ下げ4.48％となった。

　イングランド銀行が年内に

　　　　　追加利下げ

を実施するとの見方から、短期債を中心に買いが膨らんだ。
　２年債と10年債の利回り差は131ｂｐと、1996年10 月以降で最大に拡大した。

　キング総裁（イングランド銀行）は前日、第１次世界大戦後で最悪の銀行危機を受け、英国が

　　　　リセッション

入りしている可能性が高いとの見解を示した。
　また、ブラウン首相もこの日、同様の見方を示した。
　　　　

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