2009/11/14 06:15
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欧州株式相場は3日続伸しダウ欧州600指数は 247.64(前日比+0.4%) となり、週間ベースで2週連続高で引けた。 米国の経済統計で消費者マインド指数が11月に予想外に低下したものの、ユーロ圏の7-9月(第3四半期)実質GDP(域内総生産)速報値は前期比でプラス成長に転じたことが相場全体の支援材料になった。 世界最大の宝飾品メーカーであるスイスの フィナンシエール・リシュモン は09年上期(4-9月)決算は純利益が前年同期比60%減少したものの、マイナス幅はアナリスト予想より小さかったことをはいけいとし5.6%高となった。 また、同業3位のイタリアの ブルガリ は7-9月(第3四半期)純利益は700万ユーロ(前年同期比-70%)と、市場予想を上回ったことで一部証券会社が同社の株価目標を引き上げたことが買いを誘発し6.30ユーロ(+5.1%)と、12カ月ぶり高値をつけるなどいずれも大幅高となった。 ベルギーの銀行 KBCグループ は7-9月期(第3四半期)決算で、一部項目を除いた純利益が6億3100万ユーロ(前年同期比+15%)となり買いが広がった。 市場の事前予想では3億9930万ユーロへの減少が見込まれており大幅改善となっている。 企業決算は好調な内容が相次いできていることから経済危機からの脱出はほぼ確かな状態である。然しながら、経済統計の指標結果と内容が一致しないため、相場は不安定な展開になる可能性が依然見られ時間差が出ている。 システム的な動きに対し影響を与える感覚的に流される部分もあり大きく値が振れる場面も見られるため注意が必要だろう。 PR |
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