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# 次世代戦闘機F35開発に集まる批判
2011/01/15 14:36
 米国が所有する軍戦闘機の相当部分に取って代わる予定の
    次世代戦闘機 F35(F-35 Joint Strike Fighter、JSF)
の開発は、史上最も高額の兵器計画となる。
 コスト超過と度重なる開発の遅れで、計2443機の開発総額は
    3820億ドル(約31兆6000億円)
という驚異的な額に達するとみられており、緊縮財政下の米国内で批判を集めつつある。→ ranking
 
 第5世代戦闘機と呼ばれるF35は、敵のレーダーに捕捉されにくいステルス性能により、世界の空での優位を保とうと開発された。
 
 米国内では、国防総省内からさえもF35への批判が上がり始め、開発導入コストが当初予算の倍に膨れ上がり、計画配備した場合の単価は
     1機 9200万ドル(約 76億円)
となっている。
 また、試験や設計で生じた問題によって2001年にメーカーと交わされた10年契約は2016年まで延長された。 → ranking

 ロッキード・マーチン(Lockheed Martin)は米軍需大手
    ノースロップ・グラマン(Northrop Grumman)
と英国の航空防衛機器大手BAEシステムズ(BAE Systems)との共同でF35A、B、Cの3タイプの開発を行っている。
 
 F35Aは米空軍のF16戦闘機およびA10攻撃機と置き換えられる予定で、F35Cは現行のF/A18に替えて空母に配備される。
 また、F35Bは短い滑走路での離陸と垂直着陸が可能で、現行のハリアー(Harrier)の後継機という位置づけという。 → ranking

 ロバート・ゲーツ(Robert Gates)米国防長官はこのF35B、449機のうち124機の調達を2016年まで延期した。 

 なお、プラット&ホイットニー(Pratt & Whitney)が開発を手がけているF35のエンジンが水準を満たさなかった場合の予備措置として、米ゼネラル・エレクトリック(General Electric、GE)と英ロールス・ロイス(Rolls Royce)が共同開発している
    第2のエンジン
が無駄の典型として取り上げられている。
 ゲーツ長官はこのエンジンについて「不必要だ」と言い放った。→ ranking
  
 なお、量産化され既に配備されているF-22Aラプター(Raptor)は機体単体で
    5690万ドル(約60億円)
だが、日本の自衛隊にはこの金額の倍以上で、性能が低く制限したものを購入しようとしているが、米国議会の反対にあり次期支援戦闘機の導入は足踏みになっている。
 そもそも、このような馬鹿高い
F35より1世代前の戦闘能力しかないようなものを有難がって購入するよりも国内の航空会社に競争開発させることが出来ないという制限自体が日本の防衛力整備として問題だろう。 ranking
 
   
 

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