2011/09/02 21:39
|
フィナンシャル・タイムズ(Financial Times 英紙)は30日、中国の不動産投資家で元政府高官の黄怒波(Huang Nubo)氏がアイスランドに 300平方キロの土地 を取得するための仮契約を結んだと報じた。 黄氏は、1億ドル(約77億円)を投じる エコツーリズムプロジェクト の一環として、ゴルフコースなどを建設したい考えだという。 アイスランドの オグムンドゥル・ヨーナスソン内相 (Ogmundur Jonasson) は、土地には国有地が含まれており 国有地の海外事業体への売却 は法律で禁止されていると話している。 なお、特別な免除を受けるには、取得する人物がまず内務省に 書簡で訴える必要 があるが、そのような書簡は受け取っていないという。 アイスランドは欧州・北米間の 戦略的に重要な位置 を占めており、気候変動で北極の水路が海運業に開かれた場合には是非アジアの貨物船のハブ港にと政府が宣伝してきた。 米経済誌フォーブス(Forbes Magazine)の2010年長者番付で、黄氏は 総資産額8億9000万ドル(約680億円) で中国人では161位につけた。 同氏が創設した中坤集団(Zhongkun Group)は、中国国内と世界各地にリゾートや観光施設を所有している。 ・ HSBC香港資産運用術(資産を安定的に殖やしたい人のための) ・ はじめての海外ファンド投資マニュアル ひとこと 民間企業といっても政府要人が設立した企業であり、中国の資産拡大の一翼を担っている。 同様な民間企業は数えきればきりがなく、日本企業が中国に進出した場合の交渉相手や合併先も中国政府期間の流れを汲んだものや政府要人の師弟が経営する企業ばかりだ。 人件費の安さだけを意識して進出した企業の技術と経営ノウハウを取られるのも時間の問題であり、欲が深くて法律等に余りにも無知な経営者が多いのは洋の東西を問わないものだ。 衣料品などの一部では合併契約自体が曖昧で、逃げ帰っても賠償請求を受けるケースが出ており、契約観念が薄い経営者はキツイ罰を受けかねない。 ↓ 参考になったらクリックお願いします。 PR |
|
忍者ブログ [PR] |