欧米の航空会社は営業コスト削減と路線拡大による収入増を目指して合併を進めているが、時価総額で中南米最大の航空会社であるチリの
　　　　ラン航空
は、ブラジルの
　　　　ＴＡＭ航空
を37億ドル（約3200億円）で買収することで合意した。→ ranking
　
　今回の両社統合はそれに続く動きで、買収は株式交換で行われ、ＴＡＭ航空１株に対してラン航空0.9株を割り当てるという。
　両社の合計売上高は85億ドル。統合により年間で約４億ドルのコスト削減が可能になるという。 → ranking
　
　ＴＡＭ航空の株価は同日のブラジル市場で前日比＋28％と、2004年12月以来の高い上昇率を記録している。
　また、ラン航空の株価はチリ市場で２年ぶりの大幅高となった。→ ranking　　
　
　世界の航空会社は過去２年間、記録的な燃料価格上昇や、景気減速に伴う企業の出張需要減少により打撃を受けてきた。　→ ranking

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