市中で欧州単一通貨ユーロの紙幣流通量が今月、初めて米ドルを超えたようだ。

　ロシアや中東地域など今年中旬頃よりユーロ圏外においての外貨準備金として保有する動きが広がっているほか、ユーロ高で米ドル換算した額が膨らんだ影響によるものとの見方が出ている。

　旧ユーゴスラビア連邦のスロベニアやブルガリアなども来月１日から新たにユーロに加盟し、ユーロ圏は今後も拡大が予想される。

　ユーロが通貨として誕生し丸８年を経過し、現金流通開始から５年でユーロは国際通貨としての存在感を強めつつある。

　ユーロ紙幣の２２日現在の流通量は、６２８０億ユーロ（約８２３０億ドル）で米ドル紙幣は２７日現在、７８２７億ドルとなっている。
　
　年末時点で米ドル換算のユーロ紙幣量がドルを超えたのは確実な状態となっている。
　
　

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