スイスの食品大手ネスレは１９日、２００９年の連結純利益が
　　　　１０４億スイスフラン（予想　１０３億ドル）
となったと発表した。
　年間配当は１株当たり１．６０スイスフラン（１．４８ドル）で１４．３％の増配となる。　

　世界経済の後退に伴い商品価格の下落が寄与し、北米や新興国市場で業績が好調となった。　

　基礎的売上高は４．１％増（予想　３．９％）を上回る伸びを示した。　

　ネスレは新興国市場の成長が平均よりも格段に早いことを認識しており、事業を拡大する必要から新興国市場への集中度を高めている。

　決算発表の声明
　２０１０年は、食品・飲料部門の既存事業成長率は前年を上回るとみている。
　０９年は、コーヒーブランドの
　　　　ドルチェ・グスト
　　　　グリーン・ブレンド
やペットフードブランドの
　　　　フリスキーズ
　　　　ピュリナ
などの堅調な販売が追い風となった。
　中南米、アジア、アフリカなど新興国市場全般でも業績が好調だった。

　　　

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