米国食品大手クラフト・フーズが１６日発表した第４・四半期決算は増益となった。
　英国の製菓大手キャドバリー買収が長期的な成長を助けるとの見方を示した。　
　純利益は７億１０００万ドル（１株当たり０．４８ドル）で、前年同期の１億７８００万ドル（同０．１２ドル）から増加した。
　なお、前年同期には事業再編プログラム関連費用も含まれている。　
　乳製品コストの低下がチーズ製品の価格引き下げにつながったことが響き、売上高は３．２％増の１１０億ドルで、為替要因や直近の資産購入・売却を除いた売上高は０．４％増となった。
　　
　また、ほぼ５カ月に及んだキャドバリー買収交渉は１月１９日、総額約１１９億ポンド（１９６億ドル）の提示額にキャドバリーが同意したことで世界最大規模の製菓会社が誕生することになった。　

　同社は１６日、買収が１１年の１株利益を現金ベースで０．０５ドル押し上げるとの予想を示した。
　　　　

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