ユーロ圏諸国によるギリシャ財政支援策合意後、初めて資本市場に戻ったギリシャは２９日
　　　　５０億ユーロ（６７億２０００万ドル）規模
の７年物ベンチマーク債を発行すると発表した。→　ranking
　欧州による内容があいまいな支援策は同国の借り入れコスト軽減にはほとんどつながっていない。
　ギリシャの公的債務管理庁（ＰＤＭＡ）によると、発行条件はミッドスワップに３１０ベーシスポイント（ｂｐ）上乗せした水準で、表面利率は５．９％となった。→　ranking

　今回の起債は、ユーロ加盟国が前週、二国間融資と国際通貨基金（ＩＭＦ）の支援を活用する仕組みで合意して以来初めて市場の信頼感を試すものとなった。→　ranking

　これに先立つ２回の１０年債募集は好調だったが、今回は期間が短めなことや復活祭を控え市場参加者が少なくなっていること、さらにギリシャ国債の利回り低下は当面見込めないとの見方を背景に需要が大幅に減退している。　
　ただ、欧州諸国が支援策で合意していなければ利回りはさらに高くなっていた可能性もある。→　ranking　　
　　　　

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