2012/01/17 04:16
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石油輸出国機構(OPEC)は16日公表の月報で、今年の原油消費量は 日量8890万バレル (前年比+110万バレル 1.2%) に増えるとの認識を明らかにした。 昨年12月のOPEC加盟国による産油量は目標生産量を 日量82万2000バレル 上回った。 リビアとアラブ首長国連邦(UAE)、イラクによる増産が要因だった。 OPEC加盟国の先月の産油量は1日当たり 3082万バレル(11月 3065万バレル) に増えた。 月報ではイランによるホルムズ海峡封鎖の恐れには触れていない。 なお、OPECの産油量が増え、2008年10月以来の高水準となったことも明らかにした。 欧州債務危機が 消費への重し となる可能性があると警告、2012年の世界原油需要見通しは据え置いた。 OPECは、欧州危機が 悪化した場合 の原油市場への影響について 欧州での一段の需要落ち込み だけではなく 新興国の石油需要にも波及 る可能性があるとの見解を示した。 ↓ 参考になったらクリックお願いします。 ひとこと 欧州の景気後退とイランの核問題、リビアの石油生産の回復など原油市場を取り巻く環境は変化しやすく、利幅を狙った短期資金が入りやすい。もともと、NYMEX取引市場は1兆円未満と小さく、梃子が効きやすい。 ただ、円が3割程度と上昇したがガソリンの販売価格が高すぎる。 国内の需要を考えるのであれば製品の輸入を拡大すべきであり、戦略備蓄も放出してしまうことが必要だ。 ガス田が世界各地で発見され、生産が本格化していく流れの中で高い原油や石油製品を保有するリスクを排除しておくべきだろう。(関連情報①、②、③、④、⑤) PR |
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