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# 陰る米国例外主義の背後で異変が起きており、米ドルを忌避し、現地通貨建て新興国債券にマネーが流入
2025/04/24 03:08
 新興市場国の現地通貨建て債券が、ドル建ての新興国債券をアウトパフォームするとの見方が強まっている。
 原油価格下落に伴う
   インフレ圧力の緩和
に加え、国際貿易を巡る混乱で新興市場国における
   利下げ観測
が強まっていることが追い風となっており、
   現地通貨建て債
は今年に入り、2022年以来、最も好調なスタートを切った。
 こうした半面、トランプ米大統領による
   関税を巡る発言
が米ドルの重しとなり、ドル建て債は精彩を欠いている。
 ブルームバーグの指数によれば、新興市場国の現地通貨建て債券は年初来で3.2%のリターンを記録しており、ドル建て債の0.7%を大きく上回っている。
 この結果、リスクが高いとされる現地通貨建て債券の利回りが、通常は安全資産とされるドル建て債よりも低い水準で取引される異例の状況に陥っている。
 現地通貨建て債指数の平均利回りは4.03%まで低下し、ドル建て新興国債指数の7.1%、米国債指数の4.12%を下回っている。
 足元で現地通貨建て債の大きな追い風となっているのが、新興国の中銀が金融緩和に動くとの観測やトランプ大統領の上乗せ関税発表に伴う世界的な混乱が背景にある。
 ブルームバーグのデータによると、18の新興市場国を対象とした1年物金利スワップの指数は4月だけで約15ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下した。
 月間では昨年9月以来の大幅な下げとなる見通しだ。
 また、ドルの先行きに対する懸念の高まりから、ドル建て債の発行を控える動きも出てきた。
 ブルームバーグの集計によると、中国を除く新興市場国によるドル建て債券の発行額は月初来で前年同期比36%減の51億ドル(約7200億円)にとどまっている。
    

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# トランプ政権が中国船舶に入港料の導入の方針 海上輸送ルートに大混乱が起きそうだ
2025/04/23 08:00
 トランプ政権は、米国内の港に停泊する
   中国籍の船舶に入港料を課す提案
をまとめた。
 これが実現すれば、世界の海上輸送ルートに大きな混乱が生じ、米中間の貿易戦争が激化する恐れが高くなる
 米通商代表部(USTR)が17日に提示した案によると、入港料は米港湾に停泊する全ての中国製・中国籍の船舶が対象で、航海ごとの積載貨物の量に応じて決まる。
 提案に先立ち、中国の
   造船業
が米国の国家安全保障を脅かしているかどうか数カ月にわたって調査が行われた。
 この調査は当時のバイデン政権の命令を受けて実施された。
 ただ、中国以外の造船会社が製造した船も米国の港に入る際に入港料がかかる。
 米通商法301条に基づき、
   入港料の発効は6カ月後
になる。これが第1段階に当たる。
 中国船の入港料は、1総トン当たり50ドル(約7100円)に設定され、その後3年間で段階的に引き上げられる。
 中国で建造された船舶は、総トン数またはコンテナ当たりで決まる。
 入港料収入は米造船産業の再活性化に活用される。
 ただ、同産業は何年も前に商船建造から海軍契約への対応に重点が移り、衰退する方向にあるが、そもそも、米軍の艦船の修理に置いても契約通りに引き渡しができないなど不手際が多く、米海軍の軍事作戦にも大きな影響がすでに出てきている。
 なお、海運会社では、米国で建造される新しい船舶を発注したことを証明できれば、入港料を最大3年間免除されるという。
 中国勢を除くアジアの海運株は18日の取引開始時に大きく上昇したが、中国の海運株は市場全体が下げる中、売られた。 
 トランプ氏は以前から、米国が中国に過度に依存する要因として、造船業界における中国の圧倒的な地位を挙げ、一部造船業者の懸念に同調してきた。
 ただ、原油や小売品などさまざまな物品輸送で中国船に頼る米輸入業者は、入港手数料を事実上の関税とみなしており、トランプ政権が既に課しているさまざまな関税措置にさらなる負担が加わる。
 3月の公聴会では、この措置が消費者物価の押し上げや貿易混乱、米港湾への悪影響につながると批判する声が増えている。
 輸送業者も、過去20年間に築かれた中国の海運・造船分野における圧倒的地位を入港料だけで覆すのは難しいと指摘する。
 外国製船舶による液化天然ガス(LNG)運搬を制限する第2段階は3年後に開始する。この規制は22年かけて段階的に強化される。米国は世界最大のLNG輸出国だ。
 提案は、製造した国を問わず外国製の自動車運搬船についても盛り込んだ。
 180日後から、こうした運搬船に対し、1自動車等価単位(CEU)当たり150ドルを課す。
 
    

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# ブルーベイが「日銀利上げ急がずと分析」し、日本国債30年物に強気に転じる。
2025/04/22 06:02
   RBCブルーベイ・アセット・マネジメント
は長らく日本国債を弱気にみていた。
 ただ、日本銀行が追加利上げを控えており、日本国債は今後上昇すると予想し、この姿勢を転換した。
 米国が仕掛けた貿易戦争で景気見通しが暗くなる中、ブルーベイは過去1週間で、30年物日本国債へのポジションをオーバーウエートに変えた。
 同国債が一段と下落するという従来の見方を放棄したと見られる。
 新発30年国債利回りは今週に入って急上昇し、一時21年ぶりの高水準を記録した。
 同社のマーク・ダウディング最高投資責任者(CIO)はメディアとのインタビューで、「日本の現物債の金利は時間とともに上昇すると当社では予想してきた」と発言した。
 また、「しかし、関税の影響で景気が減速していることから、日銀は向こう数カ月、利上げを急がないのではないかと考えている」と続けた。
 トランプ米大統領が今月発表した
   大規模な関税措置
を受け、金融市場は混乱し、日本国債にも波及した。
 新発30年国債利回りは15日に一時、2.9%近くへと上昇した。
 ダウディングCIOは、この急上昇が相場を「魅力的な水準」にリセットしたと述べた。
 ブルーベイではまた、数週間前に構築したイールドカーブフラット化に賭けるポジションを積み増した。
 30年債が10年債をアウトパフォームし、両者の利回り差が縮小した場合に利益が出る仕組みだ。
 新発10年国債利回りは現在1.3%前後と、30年債利回りの半分程度となっている。
 ダウディング氏は「過去1週間で、30年物日本国債のバリュエーションには大きな乖離が生じた」と指摘した。
 「日本の30年国債は現在、先進国市場の金利カーブで最も魅力的なロングポジションだ」と語った。
 日銀の植田和男総裁は、米国の関税措置がもたらした
   不確実性
を踏まえ、日銀が当面は
   利上げの検討を慎重に進める考え
を示唆したため、市場の追加利上げ観測は後退し、先物市場では年末までに0.25ポイントの利上げを実施する確率が約50%となっている。
 ダウディング氏は30年債利回りについて、向こう数週間さらに低下すると予想している。
 5月上旬のゴールデンウィーク明けに、日本の投資家は年限長めの国債購入を増やすとの見方を示した。
 日銀は政策金利の無担保コール翌日物金利を0.5%程度としている。
 ダウディング氏は、日銀がこれを2026年3月末までに1%に引き上げ、27年3月末までに1.5%にするとの予想を変えていない。
 しかし、関税措置が日本の輸出セクターに打撃を与え、それが経済全体への重しとなるリスクを考えると、「まだ遠い道のりのように感じられる」と語った。
 ブルーベイは円についてはロングポジションを維持しており、年内に対ドルで135円に上昇すると予想しているようだ。
  
 
 

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# トランプ米政権がウクライナ和平で「対ロシア制裁の緩和」を提案
2025/04/21 06:48
 米国のルビオ国務長官は18日、パリ郊外のル・ブルジェ空港で記者団に対し、
   ウクライナ戦争
を終結させられる兆候が近いうちに見られなければ、米国は和平仲介から「次の段階へ進む」と発言した。
 一方でバンス副大統領は同日にローマで、戦争終結の可能性について「楽観的だ」と語り、ロシアとウクライナの和平合意を可能にするための提案を同盟各国に提示した。
 戦闘終結の条件や、恒久的な停戦が成立した場合に対ロシア制裁を緩和する内容などが盛り込まれている。
 この事情に詳しい複数の欧州当局者は、米国の提案の概要は17日にパリで行われた会合で共有されたとメディアの取材で述べた。
 同当局者によれば、この提案では、現在ロシアが占領しているウクライナ領土はロシアの支配下にとどまる形となる。
 また、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟する道も議論の対象から外される見通しだという。
 非公開協議であることを理由に、当局者はそれ以上の詳細については言及を控えたが、米国がロシアを優遇して無理やり和平を主導する動きで、ウクライナの反発は避けられないため、和平案が合意されたとしても、戦闘が再燃するのは必定であり意味のない妥協案でしかなくなるだろう。
 パリでは米国のウィトコフ中東担当特使とマクロン仏大統領の会談が行われたほか、ルビオ氏とフランス、ドイツ、英国、ウクライナの国家安全保障顧問や交渉当局者との会合も持たれた。
 複数当局者によると、米国は「数週間以内のウクライナにおける完全停戦の実現」を目指す意向を示した。
 各国は来週にロンドンで協議を継続する予定だという。  
 当局者の1人は、この提案はウクライナ側とのさらなる協議が必要であり、最終的な和平合意を意味するものではないと指摘している。
 また、欧州はロシアが支配するウクライナの領土をロシア領として認めることはないと続けた。
 複数の当局者は、ロシアが戦闘の停止に同意しなければ協議は無意味になると強調したうえ、いかなる合意にもウクライナに対する安全保障の提供が不可欠だとしている。
 ルビオ氏は18日、ウクライナが
   安全保障を求めるのは「不当な願い」ではない
としながらも、交渉はまだそのレベルの具体性には達していないと発言した。
 「すべての主権国家には自衛の権利がある。ウクライナにも自らを守る権利があり、さまざまな国と二国間で自由に協定を結ぶことができる」と続けた。
 欧州当局者は、パリでの会合を「建設的かつ前向きだった」と評価した。
 ルビオ氏も記者団に対し、解決に向けた動きを英仏独が後押しすることを期待すると語った。
 その上でルビオ氏は「短期で解決可能かどうか、数日のうちに見極める必要がある。もし無理なら、われわれはもう『次へ進む』と思う」と付け加えた。
 トランプ大統領も18日、早期に合意が成立しない場合には戦争終結への取り組みから離脱する可能性を示唆した。
 これに先立ち、ロシア当局はウクライナのエネルギーインフラを標的とした1カ月間の攻撃停止措置が終了したと発表した。
 ホワイトハウスの大統領執務室でトランプ氏は記者団に対し、「もし片方、あるいは両方の当事者が極めて困難な状況を作り出すなら、われわれはこう言うだろう。『君たちは愚かでひどい人間だ。われわれはもう関与しない』と。そうならないことを願うが」と語った。
 トランプ氏はウクライナ和平交渉について「具体的な期限は設けていない」としながらも、「早い段階での進展が必要だ」と強調した。
 同氏は前日にイタリアの
   メローニ首相
とホワイトハウスで会談した際、米国とウクライナが24日に鉱物資源協定に署名すると述べていた。
 
   

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# トランプ氏が自動車部品への関税軽減措置で国内生産移行へ猶予を検討
2025/04/21 06:29
 トランプ米大統領は14日、輸入する自動車および部品に対する関税軽減措置の可能性について検討していると明らかにした。
 自動車メーカーに対し、米国内での生産移行に向けた猶予を与えるためとしている。
 「自動車メーカーを支援する何らかの措置を検討している」と、大統領執務室で記者団に対し発言。自動車メーカーは「今後、米国内で製造する予定なので、少し時間が必要だ」と述べた。
 発言はどのような短期的な除外措置を検討しているのかとの質問に対して答えたもので、自動車関税の一時停止、または税率引き下げといった軽減措置の可能性について、どの程度の期間になるのかは明言しなかった。
 トランプ氏の発言は、自動車関税に苦しむメーカーに一定の安心材料を提供する一方、関税政策に関して一段の不確実性をもたらすことにもなる。
 この発言を受けて、ゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーター、ステランティスの株価はいずれも値上がりした。
 トランプ政権は完成車に対して25%の関税を課しており、部品については5月3日までに関税を適用する方針を示している。カナダとメキシコに対する関税にはすでに、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の要件を満たす国内生産部品を搭載している車両に対しては例外規定が含まれている。
 トランプ氏は医薬品に対する関税も「そう遠くない将来」に導入する意向を示した。
   
   

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# トランプ米国政権が半導体と医薬品の輸入品を調査
2025/04/20 06:17
 トランプ米政権は商務省主導の調査を開始し、半導体および医薬品の輸入品に課税する方向で決定的な一歩を踏み出した。
 商務省は連邦官報に2件の通知を掲載し
   「半導体および半導体製造装置の輸入」
   「完成医薬品を含む医薬品および医薬品原料」
が米国の安全保障に与える影響について調査を行うと発表した。
  
   

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# ウォラーFRB理事、関税によるインフレへの影響は一時的と予想
2025/04/19 06:33
 ウォラー米連邦準制度理事会(FRB)理事は14日、セントルイスでの講演で、トランプ大統領の新たな関税政策は「米経済に影響を与える数十年で最大級の衝撃の一つだ」と指摘した。
 また、「今後の関税政策やその潜在的影響は依然として極めて不透明だ。そのため先行きも極めて不透明であり、政策担当者は幅広いシナリオを念頭に柔軟に対応することが求められる」と語ったうえ、貿易政策が米経済に与え得る影響について2つのシナリオを提示し、いずれのケースにおいてもインフレへの影響は一時的なものにとどまる公算が大きいとの見解を示した。
 最初のシナリオは、平均25%程度の関税が一定期間維持される「大規模関税」。2つめのシナリオが「小規模関税」で、一律10%の関税は残りつつも、それ以外の部分は徐々に撤廃されていくというものだ。
 「大規模関税」シナリオでは、経済成長は「ほとんど停滞」するほど鈍化し、失業率も大幅に上昇する公算が大きいと指摘した。
 この状況下ではインフレ率も大きく上昇し、企業が関税によるコストを迅速かつ全面的に価格転嫁した場合、今後数カ月で年率換算で約5%に達する可能性があると述べた。
 ただ、それでも消費者のインフレ期待がしっかりと抑制されていれば、インフレ率は2026年にはより落ち着いた水準に戻ると予想した。
 「2021年に始まったインフレ上昇が、私自身や他の政策担当者の当初の想定よりも長引いたことは事実だが、関税によるインフレ上昇は一時的なものになると判断している」と同氏は語った。
 その上で「もし景気減速が深刻化し、
   リセッション
の脅威さえある場合には、政策金利を従来想定より早く、かつ大幅に引き下げる方向を支持することになるだろう」と述べた。
 2つめのシナリオではインフレへの影響ははるかに小さく、年率換算で約3%程度になると予想。経済生産と雇用成長への悪影響はあるものの、1つめのシナリオより打撃は小さいだろうと話した。
  
  

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